文部科学省は「合格から入学までの学習喚起」として、23年度入試から入学手続きをとった生徒には入学までに取り組むべき課題を課すなど、入学後の教育のための準備をあらかじめ講ずることが望ましいと、大学学長宛ての通知を出しました。これが最近メディア等で取り上げられている『リメディアル教育』のきっかけにもなった通知です。
AO・推薦入試は早期に合格が決定する反面、一般入試の合格者に比べ学力(実技力)が基準に届いていないと言われております。そのため、大学関係者からは「授業についてゆけない学生が増えている」と指摘されています。
AO・推薦合格者に共通する問題として、学校関係者からは「困難を打開する努力が消極的」であると言われています。表現を行う以上は悩んだり壁に必ずぶつかります。制作中にその様な場面に直面した際に、自ら解決し乗り越える力も養います。大学だけでなく、デザイン系専門学校とも連携いたします。
 
 
 
 
 
 
     

京都造形芸術大学はリメディアル教育に積極的に取り組んでいる大学の1 つです。入学までに多くの時間を割いて通信添削指導を行ってお り、推薦・AO入試の学生を育てる熱心な取り組みが際立って います。デッサンや色彩課題はそれぞれ10課題、さらに英語 や国語の課題も用意されています。

 
[課題例:色彩]
提出用紙/B3画用紙(5枚)
課題文/1冊の雑誌から、赤及び赤み、青及び青み、黄及び黄 み、白及び白み、黒及び黒みの色を10パターンずつ見つけ、 それを切り取り、そのサンプルの色を混色した絵の具で再現しなさい。
留意点/なんとなく色を混ぜ合わせるのではなく、その色に近付く ための効率の「良い混色を考えること。

[デッサン]
提出用紙/400字詰め原稿用紙(3〜4枚)
課題文/鏡に映した自分の顔を観察し、言葉で描写しなさい。
(1,200字以上4,000字以内)
留意点/モチーフの「そのものらしさ」を理解し、他者へ伝える為 の情報を抽出すること。